真実
どうもtakeです。
今回は本当にあった嘘のようなお話。
この日の装備は以下のとおり。
メインアーム:M4CRW サイドアーム:グロック17
日付は忘れましたが、大阪グリーンキャニオン(通称OGC)という、1000坪以上の広さがある、野戦&山岳戦が楽しめるフィールドの定例会に参加した時の話。
その日は日曜という事もあり、参加者は100名を越えていました。
親子で参加している人もチラホラいました。
こんな小さい子まで参加しているとは、いざ会ったら撃てないな~(汗)
そしてゲームは始まり、午前中の日程が終了し(かなりすっ飛ばしました)昼休憩をはさんで午後のゲーム1発目にそれはおきました。
開始直後に、山頂付近のバリケードを占領しようと同じ陣営の人達とスタートダッシュをして突撃したところ、山頂にたどり着いた途端、シュッシュッと弾が飛んでくる音がしました。
嫌な予感がして、咄嗟に伏せたら私の後方にいた味方2名がヒットコール。
なんてこった!
ついてきてた味方が2名しかおらず、私以外が全滅。
これは絶望的だな〜逃げよっかな〜と思いましたが、とりあえず偵察だけでもしとくかと、しげみの中からバリケードを見てみました。
山頂のバリケードにいる敵は3名。
この人数ならやれるか。
正面突破はまず無理だ。
私は更に上のルートで迂回し、敵の後方に回って一網打尽にしてやろうと考えました。
息を殺して、迂回ルートを進むと、そこには私に背を向けている敵が3名。
シメシメ~ちゃちゃっと片付けるかね~と銃を構え、敵に照準を合わして撃つ。
タタタタと軽い音をたてて、私の銃から発射された弾が、敵の背中に吸い込まれるように飛んでいきます。
すると、たちまちバリケードにいた3名が手を上げてヒットコール。
おっしゃ!
バリケードを占拠しようとダッシュし、山頂のバリケードに突入した時にハッとしました。
なんと、バリケードの奥に銃をもった少年がいたんです。
「何!?」と思わず声をあげてしまい、少年もこちらを見ました。
どうやらさっき私が倒した敵の中に父親がいたようで、その子だけが取り残されてしまったようです。
アフガンとかで少年兵に出くわしてしまった、米軍の兵士はきっとこんな感じなんだろうなと思い、私はヒットされるのを覚悟しました。
しかし、少年は撃ってこない。
ん?どうしたんだ?と思い見ると、その子はマガジンを抜いて銃の中を覗きんでいました。
なんだ銃のトラブルか~と思い
「大丈夫か?見せてみ?」
と言うと、少年は素直に銃を差し出してきました。
へへへ俺は敵だぜ~(ゲス顔)
東京マルイの対象年齢10歳の電動ガンボーイズのG36でした。
ボーイズなのに意外と作りしっかりしてんだな〜と思ったのを今でも覚えています。さすが東京マルイ。
それはいいとして、よく見るとチャンバー内に弾は詰まっていない。
ん〜マガジンの給弾不良かな?と思い、マガジンを2・3回自分の足に叩きつけて、またマガジンをさしてみて試し撃ちしてみると、弾が飛びました。
『直ったよ!よかったな!』
と言い、銃を返すと少年は『ありがとう!』と言い銃を受け取りました。
『試しに撃ってみて』と私が言うと、少年は『わかった』と言い、上に向けて銃を撃った時にそれはおきました。
「タン」という銃声と同時に「カン」と音がして私の頭にビリッと衝撃が。
試し撃ちした弾がバリケードに当たり、跳弾が私の頭にヒット。
私『え』
少年『へ?』
私『あはは(笑)ヒット〜』
少年『おじちゃん!!』
やられました。
完璧油断してました。
少年が敵だという事をすっかり忘れてました。
やりおるわ小僧。
しかし、この子を1人残すのも怖いな〜ここ山だしな〜と思っていると、敵チームの人達が山頂に攻めてきたので、『ここにそっちのチームの小さい子いるんで、お願い出来ますか?』とお願いしたら、『わかりました!』と返事がきました。
サバゲーマーは紳士な人が多くて良いですね。
私が、セーフティーに戻ろうとすると、少年が『おじちゃんありがとう!でも今度会ったら敵だよ!』
『わかっとるわい!覚悟しとけ〜』と言って私は下山しました。
あの子将来は ビッグになるな、まさにBigboyだ。
あ、帰りはハンバーグ食べて帰ろうと決めました。
これフィクションだと思うじゃん?本当だから。
サバゲー行くと毎回何かしらドラマがある。
これがあるからサバゲーはやめられん。楽しい。
チャンチャン。